医療分野への個人番号の本格的な運用も近づいてきましたし、今後、銀行の預金口座開設などにもマイナンバーカード(個人番号カード)が必要となってくるでしょう(現在は任意での提出になります)。
また、コンビニで住民票や印鑑証明書の取得が可能であったり、買い物でのポイント付与の可能性も考えれば、マイナンバーカードを申請しておいたほうが良いと考えられます。
そんな中「マイナンバーカードがすぐ欲しい」「即日発行できないの?」という疑問の声を聞くことがよくあります。すぐにマイナンバーカードを取得する方法はあるのでしょうか?
マイナンバーカードの取得方法
その他にも、パソコンによる「オンライン申請」や「まちなか証明写真機」による申請も可能です。
本人または代理人が区役所などの交付場所へ取りに行きます。
マイナンバーカードを即日発行・受け取る方法は現状なし
どんな人でも上記の流れでマイナンバーカードを取得することになりますが、即日入手したり他の人より早く入手する方法は現状ありません。
マイナンバーカードは交付申請後、交付までに以下のような流れとなります。
- 都道府県や地区町村の共同運営組織である「地方公共団体情報システム機構(J-LIS)」が認証作業を行う
- カード発行会社でマイナンバーカードを作成
- 皆さんの住む市区町村の役場(交付場所)へ郵送される
- 交付場所で記載内容に不備がないかチェック
- 申請者の自宅(住民票記載住所)へ交付通知書を送付
- 申請者本人または代理人が受け取りに行く
様々なステップを踏むため、申請から自宅へ交付通知書が届くまでは3週間から4週間を必要とします。この時間はどうすることもできないのです。
マイナンバーカードを少しでも早く受け取りたい場合は
①電子申請で郵送時間を短縮
カードの申請方法を郵送ではなく電子申請とすれば、郵送の時間を短縮でき、多少は早く申し込みができます。あとは不備が無いようにするしかありません。
電子申請の方法は、マイナンバー通知書に載っているQRコードを読み取るか、こちらのオンライン申請用サイトから申請を行うことができます。
出典:https://net.kojinbango-card.go.jp/SS_SERVICE_OUT/pages/ssf/FG01S001.jsp
②スムーズに受け取るために代理人を立てる
また受け取りは基本的に本人が市役所へ行く必要がありますが、平日勤務の会社員の方は隔週の土曜日など(市役所によって土日に交付窓口が空いている時間が異なると思われます)に合わせて取りに行かなくてはならず、さらに時間がかかってしまいます。
ですので事前に代理人に受け取りをお願いして、委任状等の書類を用意しておくのも良いかもしれません。
通知カードが無くてもマイナンバーカードは受け取れる
マイナンバーカードの受け取りに必要な書類は以下の通りです。
- 交付通知書(住民票住所に届きます)
- 通知カード
- 本人確認書類
- 住民基本台帳カード(持っている人のみ)
このうち通知カードが見つからないって人、意外に多いんです。
じゃあ通知カードを再発行してから、マイナンバーカードを受け取らないとダメなの?って思ってしまいますが大丈夫です。受け取りの際に紛失した旨を窓口で説明し、紛失届を提出すればOKです。
詳しくはこちら↓
また、マイナンバーカードを使ってできること、持ち歩きのリスクについて記事にしましたので、併せてご覧ください↓
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
それでは、マイナンバーカードの取得まで頑張ってください!