便利術

海外でプリペイドカード使用がおすすめな理由

海外での決済手段はどうすべき?

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新入職員

連休を頂いて友人と海外旅行へ行くことにしましたが、お金の管理が心配です。現金は持ち歩きたくないけれど、クレジットカードの情報が盗み取られるリスクが高いとも聞きました。

日本クレジット協会の統計では、海外でクレジット番号が盗用される被害が急増しているみたいだね。リスクを最小限に抑えられる決済手段を考えなくてはならないね。

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耕作

海外旅行や留学、海外出張をするとき、現地の支払いはどのように行うべきでしょうか。
クレジットカードの場合、海外では店頭でカード情報を盗まれ偽造されるケースが増加しており、2016年から2017年にかけての不正利用による被害が2倍以上に膨れ上がっています。
このような状況では、海外でクレジットカードを提示することに対し、非常に強い抵抗感を持たざるを得ません。

増えるクレジットカード被害

国内で発行されたクレジットカードが、海外における被害を受けた統計が以下のとおりです。
上段のカード偽造による被害額は減少しているものの、下段のカード盗用による被害額は28年度から29年にかけて急増しているのが分かります。

海外でのクレジットカード偽造被害額(億円)
平成26年(1月〜12月) 15.0
平成27年(1月〜12月) 17.5
平成28年(1月〜12月) 20.1
平成29年(1月〜12月) 18.9
海外でのクレジットカード番号盗用被害額(億円)
平成26年(1月〜12月) 25.3
平成27年(1月〜12月) 26.5
平成28年(1月〜12月) 34.3
平成29年(1月〜12月) 68.7

(一般社団法人 日本クレジット協会 日本のクレジット統計 2017年(平成29年)版を参照し作成)

海外ではプリペイドカードが安心・便利

あらかじめ入金(チャージ)して使用するプリペイドカードであれば、事前にチャージした金額を超えて使うことはないので、不正利用による被害を最小限に抑えることができます。こういったプリペイドカードの裾野は、クレジットカードの不正利用被害が絶えないことを背景に近年多様化が進んでいます。
プリペイドカードと聞くと、クレジットカードと比較して使い勝手が非常に悪そうな印象を受けますが、詳しく見ていくと非常に便利であることが分かりますよ。

おすすめのプリペイドカードは「GAICA」

新生銀行グループ系のアプラスが発行する海外向けプリペイドカード「GAICA(ガイカ)」は、ドルやユーロ、英ポンド、豪ドルの4つの通貨をそれぞれ通貨圏で使うことができるカードです。チャージされた額の範囲内でVISA加盟店であればどこでも代金支払いが可能であり、使い過ぎも防ぐことができます。
何よりも便利なのは、チャージを行いたいとき、国内の普通預金口座からオンラインで簡単にチャージが可能(自動チャージも可能)となることです。
また、VISAに対応していないなどの理由により現地通貨が必要な場合、このカードを利用して現地のATM(VISA Plus対応のATM)を利用し、国内の普通預金口座から現地通貨建ての現金を引き出すことも可能です。

GAICAの公式HPはこちら(外部サイト:株式会社アプラス)

特に留学生、海外出張者におすすめ

このように利用に一定の制限をかけ、盗難やスキミング等の被害を抑えることが可能なプリペイドカードは、留学生や海外出張の会社員にお薦めできるのではないでしょうか。

留学生であれば、親からの支援金をカードにチャージすることで、クレジットカードのように使い過ぎてしまうことを抑制することが可能ですし、万が一の預金引き出しにも対応できます。
会社員であれば出張の際に持たせることで、紛失リスクの抑制や経費精算の簡素化が図られるのではないでしょうか。

ご紹介したGAICAに限らず、他社からも同様の海外向けプリペイドカードが発行されています。
ご自身のニーズにあった一枚をこの機会に検討されてみてはいかがでしょうか。

※手軽さ、安全性の面からプリペイドカードは便利な決済手段でありますが、プリペイドカードであっても、ID番号を盗まれ、電子マネーをだまし取られる可能性がありますので、海外での資金管理には十分な注意を払ってください。