コロナ禍で在宅勤務・テレワークを経験する方が多くなり、WEBミーティングも当たり前の時代となりました。
Zoom、Teamsのほか様々なWEB会議ツールが活躍していますが、今日はGoogleが提供するビデオ通話システムであるGoogle Hangouts(グーグルハングアウト)とGoogle Meet(グーグルミート)についてスポットライトを当てて解説してみます。
グーグルハングアウト(Google Hangout)の使い方
グーグルハングアウトとは?
グーグルハングアウトとは、メッセージ機能やファイル共有機能を備えた、無料のビデオ・ボイスチャットツールです。
ハングアウトに招待できる人数は150人で、みんなでグループチャットができますが、ビデオ通話に参加できるのは最大25人(プランにより異なる)までです。
また、グーグルハングアウトはゲスト全員の顔が表示されるわけではなく、話している人だけが画面に表示される仕様となっています。
ハングアウトでビデオ通話を開始する方法
ハングアウトには、AndroidおよびiOSアプリ、Gmailアカウント、ウェブブラウザからアクセスできます。ハングアウトを設定するにはGoogleアカウントが必要ですが、招待者側として参加する場合にはGoogleアカウントは必要ありません。
方法としては、①Gmailの受信箱にあるGoogle Appsでハングアウトを探す(通常、Gmailの左下にあります)、②ブラウザでグーグルハングアウトを検索してアクセスする方法があります。
ハングアウトのダッシュボードが表示されたら、ビデオ通話を選択して、名前やメールアドレスを使って参加者を招待することが可能です。すでにグループ通話が行われている場合は、画面右上の「+」アイコンをクリックして他の参加者を呼ぶことができます。
スマートフォンのハングアウトの場合は、アプリ上の+アイコンをタップし、参加者の名前またはメールアドレスを入力し、カメラのアイコンをタップするとビデオ通話が始まります。
グーグルハングアウトとグーグルミートの違い
「ちょっと待って。グーグルにはハングアウト以外にグーグルミート(GoogleMeet)というものがあるじゃないの。違いがよくわからないのだけど。」
そんな声が聞こえます。ですが一見同じようなツールに見えますが別物です。
グーグルハングアウトとグーグルミートの違いを知って、どちらのツールを使うべきか判断してみましょう。
グーグルミートとは何か
グーグルミートには、グーグルハングアウトのように無料版のビデオ通話機能があります。異なる点は、ミートの無料版では、最大100人までの大規模なグループビデオチャットに対応していることです。
大規模な説明会や講演などをオンラインで行うシチュエーションに役に立ちます。また、無料版でも、画面共有やリアルタイムキャプションの使用、すべてのゲストの表示が可能となっています。
無料版でも十分な機能といえますが、有料版になると、サブスクリプションレベル(現状680円/月、1,360円/月、2,040円/月の区分があります)に応じて、1回の通話で最大150人~250人、ライブストリーミングなんと最大100,000人の視聴者が参加できるようになります。
それに加えて、スケジュール管理やプライバシー管理の機能もつき、ホストは参加者を招待しなかったり、追い出したりするなどの権限を持っています。
グーグルミートは最新鋭のクラウドセキュリティかつ多人数に対応するほか、最近では出欠確認や投票、Q&Aセクションを作ったりできる新機能が追加されています。そのため、海外では学校などの教育現場でよく利用されています。
グーグルミートでビデオチャットをするには
グーグルミートもハングアウトと似たように、AndroidおよびiOSデバイス、Gmailアカウント、Googleカレンダー、ウェブ上で利用することができます。ハングアウト同様、会議を開始するにはGoogleアカウントが必要です。
ビデオ会議を開始するには、ハングオンのサイトにアクセスするか、Gmailの受信トレイの左にある「Meet」をクリックします。次に、「会議に参加または開始」をクリックして、アプリにマイクとカメラをアクセスさせます。次の画面で「参加」をクリックすると、他の参加者を手動で追加したり、リンクを共有したりすることができます。
ハングアウトとミートの使い分け方
少人数の友達と気軽にチャットやオンラインミーティングをするときは、グーグルハングアウトを使ってみましょう。敷居が低く割と簡単に利用することができます。
もし25人以上でオンラインミーティングをしたい場合や、ハングオンより高いセキュリティ機能が欲しい場合には、グーグルミートを利用してみましょう。