2018年10月より全銀システムでモアタイムシステムが稼働しています。
このシステムに接続する金融機関は、今までの振込み時間の枠を超えて任意の時間(最大24時間365日)で振込みができるようになっています。
ただし接続は金融機関の「任意」であるため、一部金融機関は接続しておらず、振込時間の延長には対応していないことがあります。
セブン銀行もモアタイムシステムに参加していなかったため、これまで振込み時間に制限がありましたが、このたびモアタイムシステムに参加することが決定しました。詳しく解説していきます。
セブン銀行がモアタイムシステムに接続
2019年4月に入り、セブン銀行よりモアタイムシステムへ接続することが公表されました。
セブン銀行は、ゴールデンウィーク明けとなる、2019年5月7日(火)から全国銀行データ通信システムの稼働時間拡大に対応し、他行あての振込みの取扱時間が拡大されることとなります。
セブン銀行は24時間365日、即時振込みが可能に
モアタイムシステムへの参加に伴って、原則として24時間365日いつでも即時振込みが可能となります。(下記のとおり)
これまでは平日は15時迄であれば即時入金、それ以降は翌日の振込み扱いとなっていたものが、即時入金(即時振込み)可能となります。
原則としているのは、不定期のメンテナンス等によって接続しない場合があることを想定していると考えられます。
24時間振込みの注意点
セブン銀行が24時間365日即時振込み可能となっても、条件を満たさないものについては、即時振込は行われません。以下の点にご注意ください。
振込先の金融機関がモアタイムシステムに接続していない場合
例えばセブン銀行で夜間に振込み手続きをしたとしましょう。
セブン銀行は即時振込み可能ですので、夜間であっても振込の情報を全銀システムに通知します。振込先の金融機関はその全銀システムにアクセスして、セブン銀行からの振込みを認識しますが、必ずしも夜間にアクセスするとは限りません。
モアタイムシステムに接続していない金融機関であれば、翌日の9時頃までアクセスはしませんし、モアタイムに接続していても21時以降は翌日の朝までアクセスしないなどのケースがあるからです。
したがって、振込先の金融機関が同じ時間にモアタイムシステムに接続していることが、即時振込の条件となります。
予約振込みや給与振込みは対象外
数日後の振込予約を行った場合、入金時間はコアタイム(8:30〜15:30頃)中の入金になります。
給与振込等も同様で、9時前後を目安に通常通りの入金となります。ご注意ください。
セブン銀行がもっと便利に
セブン銀行の強みはATMの多さですよね。
夜間に急いで振込をしなくてはならないケース、他の銀行のインターネットバンキングが使えないケースなどでは、非常に便利な存在となります。
2019年5月7日より24時間365日即時振込が可能となることを踏まえ、セブン銀行の口座を持っておくのも良いかもしれません。