引っ越しをするときのマイナンバーの取扱い
マイナンバーカードについて調べると、引っ越しをした場合、新住所はマイナンバーカードの表面(写真のある面)の備考欄部分に追記されるものとなっています。これは市役所で記入してくれますので、市役所にマイナンバーカードをもっていかなくてはならないということです。
住所変更は市役所に持っていくしかない
「マイナンバーカードを取得してしまったばっかりに、余計な手間がかかってしまうじゃないか…」こう思ったので、WEB上でオンライン手続きによる住所変更が可能か問い合わせてみましたが、現状ではできそうにありません。
通常引っ越す場 旧住所の市役所に転出届を出す(郵送も可能)→新住所の市役所で転入届を出す流れになりますが、原則として転入届の提出は郵送ではできず、直接市役所に訪問する必要があります。その際にマイナンバーカードを持参することで、併せてマイナンバーカードの住所変更手続きも行ってくれるというわけです。
そういうことであればマイナンバーカードの住所変更手続きはあまり手間ではないのかもしれません。ですが、転入届を提出するとき、マイナンバーカードを忘れてしまったら、再度市役所に出向く必要があるので注意が必要です。
マイナンバーカードの住所変更には期限がある
さらに注意して欲しいのが、マイナンバーカードの住所変更手続きには期限があるということです。罰則はありませんが、引っ越し日より14日以内に手続きを行わないとマイナンバーによる行政サービスを受けられなくなるほか、90日以内に手続きを行わないとマイナンバーカードが失効してしまいます。忘れないようにしましょう。
マイナンバーカードによって引っ越しが便利になる部分もある
対応している自治体とそうでない自治体で分かれますが、転出届を出すときにマイナンバーカードを持参することで、「転出証明書」の発行がなくなり、転出した記録はマイナンバー上に保存されることとなります。
そのデータを用いて転入先で手続きを進めることが可能になるため、転出証明書の発行がなくなる分、引っ越しのゴタゴタで書類をなくすといった事態は避けられそうです。(マイナンバーカード紛失の可能性はありますが…。)
引っ越しが多くて追記欄に書ききれなくなったら?
マイナンバーカードに追記できる量にも限界がありますので、引っ越しが多い人はどうなるのか気になるところですね。この場合は、新しいマイナンバーカードを自治体が発行してくれますので、あまり気にする必要はなさそうですが、再発効までに時間がかかることや再度受け取りに行く手間が発生する可能性は考慮すべきです。
