ボディケア

まだミドル脂臭に気づかないの?正しい洗い方を覚えればシャンプーで臭いは防げる!

「使っている枕が臭い」
「奥さんに臭いと言われる」
「頭の後ろを掻いたら手が油臭くなった」

もしかしたらそれはミドル脂臭かもしれません。気づいていましたか?
ミドル脂臭は中年なら誰しも発生しうる臭いですが、きちんとケアしていれば防ぐことができます。

ケアをする人と気づかずにケアしない人では、周りの人からの評価に雲泥の差が生まれてしまうことでしょう。

この記事のポイント

  • ミドル臭について知る
  • ミドル臭対策に効果的なシャンプー選び(ドラッグストアで買えます)
  • ミドル臭を防ぐ正しい髪の洗い方を知る

私もミドル臭が気になる年齢になり、これまで使っていた妻のシャンプー、いわゆる「嫁シャン」をやめました。ミドル脂臭対策用のシャンプーへ切り替えて、これまで適当だった洗い方も改めています。

毎日のケア(と言っても単なるシャンプーですが)だけで、今は「もしかしたら臭っているんじゃないか」という不安感からは開放されています。

ミドル脂臭とは何か

ミドル脂臭の特徴

ミドル脂臭というのは某化粧品メーカーが名付けたニオイです。30代後半から40代までの人から発せられる強い臭いのことで、使い古した油のような臭いがします。この臭いは主に後頭部やうなじ、そして頭頂部から発生し、空気中に広がりやすく少量でも臭う特徴があります。

ミドル脂臭のニオイは強烈です。10代〜20代は汗臭さ、50代以上は加齢臭といわれますが、これらの比にならない臭いです。この臭いは特に女性に強い不快感を与えますので、世の中のおじさんは臭いと嫌われてしまうのです。

発生する原因

ミドル脂臭が発生するメカニズムを紹介します。

  1. 頭皮に存在する常在細菌が皮脂を餌として代謝・分解し、中鎖脂肪酸を排出します。
  2. エクリン汗腺から出た汗に含まれる乳酸を、ブドウ球菌と呼ばれる常在細菌が餌として代謝・分解し、ジアセチルという物質を排出します。
  3. ジアセチル単体でも不快な臭いを発しますが、①の中性脂肪酸と混ざることで強烈な臭いを発するミドル脂臭が出来上がります。

なぜミドル世代に発生するのか

このミドル脂臭は、なぜミドル世代に発生するのでしょうか。
40歳あたりから、男性がよく発汗する場所が、脇から首や後頭部あたりへ変化していくことが主な理由と考えられます。また、40代になると頭の皮脂が粘り気のあるものに変化していくことも要因となります。
そのほか、ミドル脂臭の原因となるジアセチルは汗からでる乳酸(疲労成分)を分解することで発生しするため、中間管理職の多いミドル世代は多くの疲労とストレスを抱えていることにより、この乳酸蓄積が多くなることも原因のひとつと考えられています。

ミドル脂臭を防ぐシャンプー選び

シャンプー選びの視点

ミドル脂臭を防ぐためのシャンプー選びは悩みますよね。

ミドル脂臭発生の原因は皮脂を効果的に洗い流すことと、ジアセチルを発生させる菌(ブドウ球菌)を殺菌することがポイントです。

したがって菌の殺菌成分が含まれたシャンプーを選択することとなりますが、ネットで売られている高級なシャンプーを買う必要はありません。理由は以下の通りです。

  • 大手ブランド(メーカー)は十分な研究開発を行っており、高品質かつ効果の高い商品を安価に提供していること
  • アフィリエイト目的で販売されるようなケア商品は、高いうえに効果への信頼性がないこと
  • コスト面を考えると高級な商品は継続しない可能性があること

ミドル脂臭を永遠に発生させないようにできる方法はこの世にはありません。私たちおじさま世代は1日でもシャンプーをサボってしまったら臭います。
大切なことは毎日のケアを心掛け、清潔にしているかということなのですから、必然的にコストパフォーマンスに優れた商品を選択することとなります。

男性向けの大手美容メーカーは日々私たちの悩みを解決するための商品開発に勤しんでいますし、大手だからこそ信頼性のある商品を販売しています。だからこれらで十分なんです。

これを押さえとけば十分防げる

ミドル脂臭対策に一番力を入れていると感じているのがルシードです。
40才からのニオイケア製品のラインナップが充実しており、シャンプーもミドル脂臭をターゲットにした製品であるルシード薬用スカルプデオシャンプーが臭い対策として効果的です。

ちなみに私はボディーソープのルシード薬用デオドラントボディウォッシュと併せて毎日使用しています。ぶっちゃけこれだけで十分。何千円もする高いシャンプーを買う必要はありませんでした。

正しい髪の洗い方でミドル脂臭を防ごう

シャンプーは髪や頭皮の汚れをきれいに落とし、頭皮環境を整えるものであり、ヘアケアを行う際のベースとなります。正しいやり方をマスターすることで育毛などの効果を上げることも期待できます。

逆に間違ったシャンプーを行っていれば、頭皮環境の悪化を招き、ミドル脂臭のほか薄毛の原因にもなりかねませんので、以下を読んでしっかり身につけましょう。

シャンプーの流れ

毛髪は日々のケアがとても大切。正しいシャンプーの仕方をするだけで、抜け毛・薄毛の予防やニオイ対策につながります。正しいシャンプーを行うには以下のステップを踏むことが大切です。

  1. ブラッシング
  2. 頭皮を温める
  3. 予備洗い
  4. 本洗い
  5. すすぎ
  6. コンディショナー
  7. 乾燥

ブラッシング

シャンプーの前にブラッシングを行います。ブラッシングにより、髪についたホコリやフケをとるほか髪の絡まりを解消します。このブラッシングには、ゴミを事前にとることで洗浄効果を上げる効果、髪の引っ掛かりを取り除くことによる泡立ちの増加、皮脂や老廃物を浮かせる効果があります。
シャンプー前のひと手間が、効果を上げることにつながります。

頭皮を温める

バスルームに入ってすぐにシャンプーを始めることはあまりお薦めできません。銭湯であれば入浴前に洗うことがマナーですが、自宅の場合は湯船に入って体全体を温めてから洗髪を行うことをお薦めします。体や頭皮を温めることによって毛穴が開き、毛穴や頭皮の汚れが落ちやすくなるからです。
10分以上事前に入浴することを推奨します。

予備洗い

シャンプーの前に大切なこと、それはシャンプーをつけずにお湯だけで髪をすすぐ「予備洗い」です。ホコリを取ること、毛穴を開かせ頭皮を柔らかくすることを目的とするものです。

上述の入浴を済ませており毛穴が十分に開いている方でも予洗いはしっかり行いましょう。シャンプーを使わなくても、地肌の汚れの7〜8割は予備洗いだけで取り除くことができます。

本洗い

シャンプーを直接頭頂部にかけることはご法度です。まずは100円玉程度の量を手のひらに出し、両手でできる限り泡立てます。

洗う順番は後頭部または側頭部を先にしてください。頭頂部や前頭部は一番抜け毛が多い場所であり、できる限りシャンプーの刺激を減らすべき場所です。

また後頭部はミドル脂臭の原因となる臭い発生ポイントでもありますので、まずは後頭部で泡立てて、しっかり洗っていくようにします。

洗うときに力は不要です。予備洗いで大半の汚れはすでに取れています。指の腹で軽くマッサージするように全体を洗い上げてください。

すすぎ

すすぎも重要なポイントです。泡が取れればOKと簡単に洗い流して終わりにしてしまう人が大多数ですが、シャンプーは想像以上に頭皮に残りやすく、きちんと洗い流せていない可能性があります。しっかり流さないと頭皮の荒れにより、かゆみやフケ発生の原因となります。

シャンプーをしている時間よりも長い時間をかけて洗い流すことが理想です。

コンディショナー

男性はコンディショナーやトリートメントを行わない人も多いですが、これらは髪を保湿したり保護する役割がありますので、できる限り行ったほうが良いでしょう。

ただしコンディショナーやトリートメントが頭皮につくことにより、頭皮の炎症の原因となってしまう可能性もあることから、髪の根本につけないように気をつけ、しっかりと洗い流す必要があります。頭皮の炎症は痒みなどを引き起こし、抜け毛の原因となることから注意が必要です。

最近は頭皮に塗り込み、頭皮を保湿することを目的としたコンディショナーも多くありますので、使用する製品をしっかりチェックしてみてください。

乾燥

乾燥はタオルドライとドライヤーの使用です。
タオルドライはしっかりを行う必要がありますが、シャカシャカと強く拭かないようにします。タオルの繊維も頭皮を傷つける要因となります。ポンポンと頭皮を優しくあてる感じで、水分を吸収させていくイメージで行ってください濡れた髪はキューティクルが開いている状態で、傷つきやすい無防備な状態であること知っておいてください。

次にドライヤーの使用です。ドライヤーの熱は頭皮のストレスになりますので、頭皮から約20センチ程度離して使用してください。髪の毛を持ち上げ頭皮を乾かすようなイメージで根本から髪先にかけて乾かしていきます。カラカラになるまで乾かしてしまうと頭皮の荒れの原因となりますので、8〜9割くらい乾かす程度で十分です。
温風で乾かした後は冷風に切り替えます。冷風を当てることで髪の毛にハリとコシを与える効果が期待できます。

髪が濡れた状態、半乾きの状態は頭皮の雑菌の増殖を招きます。せっかく洗ったのに菌をまた増やす温床を用意しては元も子もありません。髪の乾燥は必ず行うようにしましょう。

シャンプーでも十分にミドル脂臭を防げる

これからミドル脂臭対策を始める人は...

  1. 適切なシャンプーを選ぶ
  2. 正しいシャンプーの方法をマスターする

まずこれだけを心掛けるだけで、大きな変化が生まれるはずです。
私たち中年サラリーマン世代が世の中から忌み嫌われないよう、一緒に努力していきましょう。