生活関連

LINEPayでVisaデビットカードによる事前チャージはできるのか

LINEPayのオートチャージにVisaデビットを使用することはできないのでしょうか。

私の日常の決済手段は、Visaデビットカード4割、LINEPay(ラインペイ)が3割、JCBクレジットカードが2割、現金1割くらいとなっており、順調にキャッシュレス決済への移行が進んでいます。

LINEPayについては、これまで纏まった金額を銀行口座から入金していましたが、残高が不足する場面も多く経験したことから、オートチャージ機能を利用しようと思っています。

そこで頻繁に使用しているVisaデビットカードを利用してチャージができないか調べてみました。

まずLINEPayはクレジットカードでチャージできない

LINEPay残高のチャージ方法は次のとおり

  • 銀行口座からチャージ
  • セブン銀行のATMからチャージ
  • Famiポートでチャージ
  • LINE Pay カードを使って店舗のレジでチャージ
    (ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、AINZ&TULPE、LIPS and HIPS、アインズのみ)
  • QRコードまたはバーコードをレジで提示し、現金で支払ってチャージ
    (利用可能店舗はAINZ&TULPE、LIPS and HIPS、アインズのみ)

このように、クレジットカードではLINE Pay残高をチャージすることができません。
大半の人が銀行口座からのチャージを選択しているのではないでしょうか。

QRコード決済にクレジットカードを紐つけることはできるが、チャージすることはできない

LINEPayではクレジットカードと連携すること自体は可能ですし、他のQRコード決済(PayPayなど)でもクレジットカードを設定することが可能です。

ただし、クレジットカードを使用した決済を行う場合、「ポストペイ」方式という後払いのシステムとなり、ただ単純に登録したクレジットカードを使用したのと同じ扱いとなります。

つまり、事前にお金をチャージして使用する「プリペイド」方式でクレジットカードを使用することができません。

クレジットカードでチャージできないのには理由がある

もしクレジットカードで事前にチャージできたとすると、クレジットカード使用枠の現金化と同様の扱いとなってしまいます。

現在は、チャージしたお金を友人に送金したり割り勘に使用できる機能が充実しています。クレジットカードの枠を資金化して、こういった送金に使用してしまうことをクレジットカード会社が認めることはありません。

なぜならクレジットカードというものは、「商品やサービスの対価に対する与信」を行うものであるからです。物を買ったり、サービスを受けていない状況でのクレジットカードの利用は認められないのです。

「LINE Pay VISAクレジットカード」でもチャージすることはできないだろう

LINEPayでは、今後VISAカードと連携して「LINE Pay VISA クレジットカード」の発行を予定しています。

これにより一部のブログ記事で、「事前のチャージができるようになるのでは?」と書かれていますが、上述のとおり、クレジットカードが事前チャージに対応することはないと考えています。

デビットカードで事前にチャージはできるのか

ではデビットカードでは事前にチャージすることはできないのでしょうか。

デビットカードとは、預金口座と紐付けられた決済用のカードで、決済すると代金が即時に銀行口座から引き落とされるものです。
つまり、銀行口座からの即時振替と同じようなお金の流れですので、利用できるのではないでしょうか?

デビットカードもチャージ不可

結論から言うと、デビットカードでもLINEPayに事前チャージすることはできません。

システムの問題か、カード会社の規約の問題かは分かりませんが、クレジットカード同様に事前チャージに対応はしていません。

結局は銀行口座連携と同じこと

私の持っているVisaデビットカードでは事前にチャージができないので少しがっかりしましたが、よくよく考えると銀行口座から即時引き落としによりチャージするのであれば、デビットカードを経由する必要は全くありませんでした。

素直に銀行口座からオートチャージしておけばいいのです。

(おまけ)デビットカードではなく、QRコード決済を使用するメリットについて

ふと疑問に思うことがあります。

「Visaデビットカードがあるならば、QRコード決済を利用する意味がないのでは?」と。
Visaを利用できる店舗はQRコード決済が可能なお店と比べはるかに多いですしね。

ですが、QRコード決済がデビットカードに勝る点もいくつかありそうです。

QRコード決済の方が決済スピードが早い

デビットカードの決済方式は、ICチップや磁気ストライプ、番号入力が採用されており、いまだにサインや暗証番号を求められるケースもあります。
そのためデビットカードの支払いはQRコード決済より時間がかかる可能性があります。

※ただし、Visaカードでは「Visaタッチ決済」の導入を進めており、電子マネーのようなスピードで決済が可能となってきています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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キャッシュバックなどの魅力ある還元

QRコード決済は各会社がメインプレーヤーとなるために大々的なキャンペーンを展開しています。
近年はキャンペーンの規模は低下してきていますが、熾烈な競争の中で今後もユーザーにお得なキャンペーンが展開されることでしょう。

同じ支払いをするのであれば、還元の高いQRコード決済を利用するのがベターかもしれません。