ボディケア

市販のマスクでは花粉症の予防効果なし!インナーマスクで完璧対策

スギやヒノキなどの花粉によって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気が花粉症ですが、日本人の4分の1は花粉症といわれています。悩みを持つ人はたくさんいます。

花粉症対策として医療機関の薬に頼るのも効果的ですが、そもそもの基本はいかに花粉を避けるかということです。

花粉症をすでに発症している人もそうでない人も、花粉を体内に取り入れる量を極力減らす必要があります。市販されているマスクでは十分な効果がないこと、花粉を大幅にカットするインナーマスクは簡単に作れるということは絶対に知っておくべきことです。

市販のマスクでは花粉を防ぎきれない

市販のマスクでは花粉を防ぎきれない

マスクは隙間だらけであまり意味がない

マスクを使用した場合、花粉を吸い込む量を3分の1から6分の1に減らすことができますが、すべての花粉をシャットアウトできるわけではありません。

マスクを選ぶときは顔にフィットするものを選ぶべきなのは当然だと思いますが、どんなに頑張っても必ずと言っていいほど隙間ができてしまいます。少しの隙間があれば花粉は喜んで入ってくるのです。

すでに花粉症の症状が出ている方は、ただマスクをするだけでは十分な予防効果は見込めず、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどの症状により集中力の低下など、日常生活に様々な悪影響が生まれてしまいます。

2枚重ねでも効果は期待できない

ならば2枚重ねれば予防効果も2倍と言わんばかりに、マクスの重ね着をする方もいらっしゃいます。

2枚重ねているので花粉をシャットアウトする力も強くなるかもしれませんが、鼻から頬にかけての上部ラインや頬から浮いているサイドのラインの隙間はそのままになっています。

重要なのは隙間から侵入する花粉をどうするかということではないでしょうか。

インナーマスクにより99.9%カットが期待できる

環境省のレポート(花粉症環境健保マニュアル)で推奨されているのがインナーマスクの使用です。 このインナーマスクは、市販のマスクの内側に手作りのガーゼを当てるというもの。

その効果は花粉の除去率99.9%といわれ、通常のマスクのみの使用と比較して大きな効果を得られることが分かります。

インナーマスクにより99.9%カットが期待できる出典:環境省「花粉症環境健保マニュアル」

インナーマスクの作って花粉の侵入を予防しよう

インナーマスクは市販のガーゼ化粧用のコットンがあれば作ることができます。

インナーマスクの作り方出典:環境省「花粉症環境健保マニュアル」

作り方は以下の通り簡単です。馴れてしまえばささっと作ることができます。

  1. 市販のガーゼを縦横10cm程度に2枚カットする
  2. 化粧用のコットンを丸め、1枚のガーゼでくるみます
    (インナーマスクの完成)
  3. 使用するマスクにもう1枚のガーゼを4つ折りにしてあてる
  4. 鼻の下に作ったインナーマスクを置く
  5. ガーゼをあてたマスクを装着する

お気づきだと思いますが、要はマスクの中で鼻の下に直接フィルターを置くということ。鼻からの侵入を防ぐことで花粉症の症状の緩和が期待できるわけです。

鼻にツッペでもしておけば鼻からの侵入はほぼ100%カットできるのでしょうけど、マスクは食事や水分補給時など頻繁に外さなくてはならないことを考えると、インナーマスクは必要なものではないでしょうか。

おまけ:マスク着用時に気をつけたいこと

せっかくインナーマスクを作るのであれば、正しいマスク使用の所作を覚えておく必要があります。

マスクから鼻を出す 鼻からの花粉侵入を許すのであれば、もはやマスクは不要です
顎にマスクをかける 顎についた花粉が内側についてしまいます
マスクをよく触る 花粉がついた手で目をこすってしまいがちです
何日も使用する 花粉やよだれで汚いです。毎日交換しましょう
豪快に外す フィルターに手が触れたり、花粉が飛散します

いかがでしたでしょうか。インナーマスクは原始的な発想かもしれませんが、これは花粉症対策の基本です。花粉症に効く健康食品を試すくらいなら、まず体に取り込む花粉の量を減らす努力をすることが絶対に必要だと考えるからです。

※↓↓さらに効果を高めるためにスプレータイプの花粉症対策グッズの使用もおすすめします。

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